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脳卒中にならないために…

 寝たきりになってしまう最大の原因は脳卒中です。寝たきりにならないためにも、脳卒中を予防することはとても大事なことです。そこで、今回は、脳卒中にならないためにはどうすればよいか、総括してみたいと思います。

 脳卒中を引き起こす原因としては、

①高血圧
②動脈硬化
③心房細動

の3つが重要です。これらの3つを予防もしくは治療できれば、脳卒中になる確率を減らすことができます。

①高血圧
脳卒中にならないために…_c0208671_4344824.jpg 高血圧の予防と治療で一番大切なのは、「減塩」です。日本人は一日平均12gの食塩を摂取していますが、健康のためには一日10g以下、高血圧治療のためには6g以下が望ましいと考えられています。つまり、塩分を今の半分にしましょう、ということです。これは簡単なことではありません。私たちの体は、塩を摂取するのが難しかった時代の名残りで、「塩分=美味しい=積極的に体に取り込もう」という仕組みになっています。そのため、「塩分のない食事=美味しくない」と感じてしまうのです。しかしながら、食事は習慣なので、減塩の工夫をし、それに慣れていけば、この目標値も決して無理な数字ではありません。
 減塩だけでは十分に血圧を下げることができない場合、特に血圧が160以上あるような場合は、ぜひとも医療機関を受診してください。血圧が高くても、痛くもかゆくもないでしょうが、将来的に脳卒中にならないためには、治療を受けるのが得策です。

②動脈硬化
脳卒中にならないために…_c0208671_4352719.jpg 動脈硬化というのは、血管の老化です。年をとるにつれ血管が老化していくのは、ある意味仕方のないことですが、老化のスピードを遅らせる努力は大切です。血液中のコレステロール値が高かったり、血糖値が高かったりすると、血管の老化は早く進みますので、まずはこれらの要因を取り除くことが大切です。腹八分を心掛け、コレステロールをとり過ぎないこと、カロリーをとり過ぎないことが重要です。それでもコレステロール値が高かったり、血糖値が高かったりする場合には、薬の力を借りる必要があります。

③心房細動
 心房細動については前回お話しました。年齢を重ねるごとに心房細動になる確率は高くなり、これを完全に予防することはできませんが、たとえ心房細動になったとしても、早期発見早期治療を心掛ければ、脳卒中になる確率は減らせます。時々、自分の脈を触れてみて、規則正しいリズムを刻んでいるかどうかチェックしてみてください。


 男性、高齢者、喫煙者、大酒のみは脳卒中になりやすいですので、特に注意してください。皆様の健康をお祈りしています!


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   盛り上がってますね~♪♪♪

by dreamwhile | 2010-06-26 04:38  

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